方法マシン「ハノン大演奏会」

MoriYu2007-03-15

3月10日土曜日、14時から21時の7時間にわたってピアノを弾いてきた。14時からの第一部は僕がプログラミングで作曲に協力した「シャルル・ルイ・ハノンの墓」を5人いっぺんに弾くこと4時間、19時からは60曲収録されているピアノ教本「ハノン」を7人がかりで丸一冊演奏するというもの。

第一部はCで組んだプログラムから出力した数列を元に、ある規則に従って抜き出した4曲を演奏。本番では MacMAX/MSP で数列がテンポに合わせてスクロールするようにプログラミングしたのをプロジェクターで映して、それを見て演奏した。演奏する行の背景を水色にしてあったのだが、2時間を過ぎたあたりでスクリーン全面が水色に見えてきて正直ヤバかった。本番のピアノ演奏で、文字通り日が暮れるのを経験したのも貴重と言える。嬉しかったのは、MC がちょっとウケたのと、お客さんが演奏に参加してくれたこと。お客さんが僕らより上手かったのはご愛嬌、ということで。

第二部は1人ずつの演奏なので、残りの6人は奏者の後ろに並べた椅子で出番を待つ。その待ってる間、緊張しっぱなしだった。緊張しすぎると眠くなるのだろうか。心臓ばっくんばっくんいってるのに、瞼が重い。もしかしたら気を失いかけてたのかもしれない。でも、出番がまわってきて、席を立って、お辞儀して椅子に座ったら、ちょっと落ち着いた。手は汗でびっしょりだったけど、震えはなかった。指が良く動いてくれたのが本当にありがたかった。

演奏会が終わって、打ち上げも盛り上がって(2年前の『またりさま全公案連続演奏会』の時と同じ)、さて帰ろうという計ったかのようなタイミングで入電。1時から2時間カラオケに行ってから長くて短かった1日が終わった。

会場となった門仲天井ホールのスタッフさんがブログに書いてくれている。スペシャルサンクス!
http://monnakaten.exblog.jp/4822963/