丸一日生ピアノ

5時に寝て10時に起床、13時からのピアノを使ったワークショップへと出かけた。筋肉痛の腕を降って歩いて。
千野秀一+ことりや工房企画:ピアノ即興ワークショップ「2pf」
http://www.geocities.jp/anoyoarayo/
http://homepage2.nifty.com/g_ust/

参加者はホストの2名+客8名。グランドピアノとアップライトピアノがあって、選ばれた2人だったり4人だったりが10分で好きにピアノを弾くというもの。まったくの即興で、終わった後のコメントなどほとんどなし。他の人がやってる間は、楽しいながらも「自分の時は何しよう」と凄く考えて疲れるし、いざ自分の番になると、勢いで鳴らした音がハマったりハズれたりで複雑系に投げ出される感じ。でも、相手がいるので精神的な負担が半分になって気が楽なのも確か。ところが、参加者の中にコンテンポラリー・ダンスの人がいて、一応ダンスの中にピアノを絡めていたのだが、ペアで演奏する最後のこと、

「じゃあ、森下さんとダンスの人で。ダンスの人はダンスだけね。森下さんはよく見るように。」

不肖森下、
コンテンポラリー・ダンスの伴奏デビュー

バカ正直にダンサーを追ってたもんだから指が空振りするとか、押さえても力が充分に入らなくて鳴らないなど連発して散々だったけれども。

最後に参加者全員で、1人につき出せる音が5つまでの縛りで演奏して終わった。千野さんの事はこの日まで知らなかったのだが、大江健三郎に似て飄々としていながら、ピアノを壊しそうな熱い演奏をする方だった。来月も行く。

終わって、またピアノ。
竹ノ内博明ピアノリサイタル:Music in Person−Piano Music from Japan and England/顔の見える音楽−日本とイギリスのピアノ作品
http://www.tokyo-ws.org/hongo/

鶴見さん作の曲に安野氏がMAX/MSPオペレータで参加するとあってハシゴした。もうヘトヘトで、電車に乗るその時まで帰っちゃおうか迷ったが、ピアノ漬けになるチャンスはそうそうないので鞭打って会場に足を運んだ。これがまた竹ノ内氏が超絶な演奏を繰り出す人なのと、座った位置が奏者の斜め後ろで演奏する様を逐一見られる絶好のポジションだったとあって、鞭打った甲斐があったと思った。

今はもう疲労困憊だが、この2つの余韻が残っている。